鬱病になって逆に良かったこと

鬱病は病気なのでならないに越したことはないですが、

なってしまったものは仕方ないので、ここはポジティブになって鬱病になって良かったことを書いていこうと思います。

鬱病は脳の病気だということが理解できた

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

私はこれまで、鬱病は「心の病」という捉え方でした。今でもこれらは間違った認識ではないと思いますが、鬱病とは脳の病気です。「心の病」と考えてしまうと、そもそも心とは何なのか?といった曖昧なイメージがつきまとい、「なんだかよくわからないけど大変そう、怖そう」というレベルでしか認識することができず、幽霊を恐れるような曖昧さそれ自体への恐怖に繋がりました。

私は精神科に通院する中で、鬱病とは脳内の神経伝達物質が減ることで生じる病気であるということを医師から告げられました。それまでの私は自分自身の状態を理解できず、何が体に起きているのか把握できていませんでした。ですがこの体に起きていることの因果関係がはっきりしたことで、「ああそうか、これはそういう理屈で起こっているのだ」と理解することができました。そしてこれは他の人にも起こり得ることで私だけが異常ではないのだと理解し、原因とそれに対する対処法(私の場合は薬を飲むこと)を把握できたことで、自分の状態を理解して安堵しました。

傷病手当というものを知った

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Thomas BreherによるPixabayからの画像

 これは働いている人向けの話になると思いますが、鬱病などで長期間働けなくなってしまった人は傷病手当を受け取ることができます。その方法は他にもたくさん記事があるので割愛しますが、そういった生活のための補助があるのだということを知れてよかったと思います。毎月おおよそ給与の2/3が支給されるため、貯金は少し難しいものの、普通に生活する分のお金は入ってきます。ただし支給に時間がかかること(私の場合は3ヶ月ほど)から、多少の貯金はあったほうが良いと思います。

自分の時間を大量に確保できた

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

これまで日本で普通にサラリーマンをしていた私は、ヨーロッパの労働者のようなバカンス(長期休暇)を与えられることもなく働いてきました。ですがここでいきなり数ヶ月の休職となり、自分で使える時間が圧倒的に増えました。ただしコロナウィルスのせいで出掛けたりといったことはできませんが、友達と通話したり、本を読んだり、ゲームをしたり、このブログを書いたり好きなことをする時間が圧倒的に増えました。これらのことも投薬とは別に鬱病の治療に間接的に貢献しているのではないかと思っています。この長期休暇はもちろん治療期間ではありますが、私にとってはバカンスでした。

 

まとめ

鬱病になったとしても捉え方次第ではプラスの面もあるということが伝わったらいいかなと